■投稿作品掲載コーナー■ ★大賞作品★ ○テーマ「お門違い」 「身寄りない オレにオレオレ 言われても」(あーさままさん・58才・女性) (選評--「ジーちゃん、俺。元気?ところでさ、俺いま困っているんだ。会社のお金を持って電車に乗ったんだけど、最近忙しくて疲れていたせいか、寝ちゃったんだ。気付いた時にはカバンが無くなっていて…。そのお金、今日中に届けないと俺、クビになっちゃう。助けてくれないかな…」。「おう、一人だけど変わらず元気に暮らしているぞ。そうか、カバン盗まれたか。不注意だったな。いくらぐらいやられたんだ?」「100万円なんだよね。あと1時間で銀行終わっちゃうから、今すぐお願い」「それなら振込先口座の番号と名義、教えてくれよ。俺、子どもも孫もいないから、お前のこと、顔も名前もわからんのだよ…」。) ○テーマ「お門違い」 「日本で 暮しておいて 日本死ね」(松永智文さん・35才・男性) (選評--「隣の芝生は青い」ということわざがあります。もともと12語からなる英語圏のことわざで、やはり他人の物が良く見えるというのは世界共通なんですね。でもこれだけ治安が良く、水道水が飲めて、医療・社会保障が充実している国はめったにありません。とはいえ日本を含め、完璧な国なんてありませんから、他国に劣っている点も多々あるでしょう。だからと言って「死ね」と全否定するのはいただけません。その不満とエネルギー、「生きろ」という方向に使ってほしいですね。) ★敢闘賞作品★ ○テーマ「お門違い」 「選挙には 行かず政治を 語る友」(松永智文さん・35才・男性) 「丸投げを 任せていると 言う上司」(ナンサンさん・77才・男性) 「人でなし 企業が嘆く 人手なし」(松永智文さん・35才・男性) 「閉会を してから本音 まくし立て」(よもやま話さん・74才・男性) ○題材自由 「妻だから 運転できる 火の車」(あかりちゃんさん・61才・男性) 「相続で 二度目の傷を 負う遺族」(中年やまめさん・70才・男性) ※11月テーマ投稿作品掲載コーナーはこちら |
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