みんゆう「5・7・5道場」

■7月テーマ「昭和あるある」&「題材自由」■
■投稿作品掲載コーナー■

沢山の投稿、ありがとうございました。今回は以下の作品が見事選ばれました。


★大賞作品★

○テーマ「昭和あるある」
「録音を 邪魔する母の 「ご飯だよ」」(松永智文さん・35才・男性)
(選評--「これから番組を録音するから、絶対に音を出したらダメだよ」。昭和の時代、アイドルに夢中になった若者が、お気に入りの歌手の歌声を手元に残すには、テレビ放送の音声をテープレコーダーに録音するしかありませんでした。テレビの前にテレコを置いて、歌唱が終わるまでじっと我慢。テレコが1台なら編集もできないので、一発勝負です。そんな時に限って、いつもの癖で発してしまうのが「ご飯だよ」の声。悪気が無いのはわかるんだけどね。次の放送、いつになる分からないからガッカリです。)

○テーマ「昭和あるある」
「お隣へ しょうゆ返して 味噌借りる」(はやとさん・53才・男性)
(選評--古き良き日本の姿ですね。コンビニなんてまだない時代。夕食を作るころには近所のお店は締まっています。そんな時に発覚する「味噌切らしてた!」。そういえば昨日は醤油を借りていたんだっけ。返すついでに借りてこよう…。お隣さんの味噌で作った味噌汁を食べた家族から「いつもより美味しいね」なんて言われたら、ちょっと複雑な心境になります。そういえば、お隣同士の交流に便利だった勝手口も、最近はすっかり少なくなりましたね。)



★敢闘賞作品

○テーマ「昭和あるある」
「あの頃は テレビの前に 三世代」(かきくけ子さん・67才・男性)

「ドアノブは 母のお手製 カバー付き」(松永智文さん・35才・男性)

「寒い時 猫が乗ってた ブラウン管」(ミルファさん・60才・女性)

「10円玉 積んで話した 赤電話」(春爺さん・76才・男性)

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