みんゆう「5・7・5道場」

■3月テーマ「教室」&「題材自由」■
■投稿作品掲載コーナー■

沢山の投稿、ありがとうございました。今回は以下の作品が見事選ばれました。


★大賞作品★

○テーマ「教室」
「居眠りを チョークで起こす 師の昭和」(倒立流弾さん・56才・男性)
(選評--かつて学校の先生は偉大でした。親も全幅の信頼を置いていたから、子どもが学校から帰って「(悪いことをして)先生に叩かれた」なんて報告しようものなら、「それはあんたが悪い」として親にも叩かれたものです。生徒の居眠りにも厳しかった。「そこ、何寝てる。起きろ」という言葉が早いか、飛んでくるチョークが早いか。良くも悪くも、昭和の時代らしさを表現してくれました。)

○テーマ「教室」
「窓際を 喜ぶ息子 嘆く父」(夏舟さん・37才・男性)
(選評--子どもにとって教室は、狭く、勉強をしなければならない、つまらない空間。外には広く自由な世界が広がっています。そんな景色を眺められる窓際の席は、子どもにとっては特等席。雲の流れなんて見ていたら、意識は授業そっちのけで、まさに上の空。癒されますね。しかし会社員にとっての窓際は、仕事を与えられず閑職に追いやられた人の席。今では窓もない「追い出し部屋」なんてものもあるようです。おお、こわっ!)



★敢闘賞作品

○テーマ「教室」
「パンフでは 美人講師の はずだった」(かきくけ子さん・67才・男性)

「少子化の 波に教室 さらわれる」(中年やまめさん・71才・男性)

「参観日 孔雀のママが やって来る」(安田蝸牛さん・62才・男性)

「担任は 今日も老化を 走ってる」(小次郎さん・65才・男性)

「婚活に 料理教室 行く息子」(松永智文さん・36才・男性)

○題材自由
「大根も 真っ青になる 妻の足」(折鶴翔さん・58才・男性)

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