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礼文に「オホーツク環境ネット支部」結成〜油汚染は島の死活問題
(7月22日付け)
 NPO法人オホーツク環境ネット(OEPN・小野哲理事長)は16日、道北の島・礼文町で「サハリンUプロジェクトに関する流出油防除フォーラム」を開催。同時に同環境ネット礼文支部を結成した。同ネットによる北海道沿岸地域のネット作りが具体的に進み始めた。
 サハリンの最南端に位置する「プリドノゴノエ」に原油、液化天然ガス(LNG)の集積基地が完成し、2年前から10万トンタンカーによる輸送が始まっている。宗谷海峡、またはオホーツク海でタンカー事故などによる原油流出事故などが起きた場合、沿岸地域への経済損失、環境破壊が心配される。このため同環境ネットは、事業を推進するサハリンエナジー社と協調し、エネルギー開発と環境保護を両立させながら推進して行こうとしている。
 礼文は、コンブ、ウニなど浅海漁業が主体の地域。このため、万が一の油汚染が発生した時は、地域に重大な影響が及ぶことが想定され、同ネットでは「礼文は北海道沿岸の象徴的な地域」ととらえ、今回のフォーラム開催となった。
 小野理事長が「今後は自治体の自主自立の時代。私たちが地域の発展を期すためには、オホーツク海と日本海が絶対に必要。この環境を後世に引き継ぐのが私たちの使命」と、フォーラムの趣旨説明を行った。
 このフォーラムにはサハリンエナジー社から対外対応担当部長のオレッグ・サポジニコフ氏、同メディア・ステークホルダー(利害関係者)対応担当マネージャーのエフゲニア・オレイニコワ氏が出席。サハリンUの操業状況を説明し、安全面で最大の努力を行っていることを強調した。また同ネットの理事であり、油汚染に詳しい国内の科学者なども出席し、油汚染防除の体制作りなどを話した。
 なお、フォーラムの最後で、礼文に「オホーツク環境ネット」の支部を結成することが決まった。今後、会員増強を行い、情報交換を密にすることを決めた。同ネットは今後、稚内を始め北海道北岸地域の各都市に支部を結成し、ネット体制を確立する計画だ。

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