滝上町、ホテル渓谷で火入れ式〜脱石油を目指すチップボイラー稼働
周辺地区から出る間伐材などをチップにして燃料として使うチップボイラーが滝上町のホテル渓谷に設置され、17日火入れ式が行われた。長屋栄一町長らがたいまつでボイラーに火を入れた。滝上町は二酸化炭素の国内排出量取引制度で、ホテル渓谷の給湯や暖房に木質バイオマス燃料を使い年間180トンの二酸化炭素の削減を見込み、この削減枠を企業などへの売り出す制度に参加し、地球環境にやさしいまちづくりを進めることとしているが、ボイラー稼動は同町の新たな取り組みとして注目される。
未利用資源を活用した循環型社会の構築を政策の柱として掲げている長屋町長は平成20年度予算で6000万円を計上。昨年6月から着工した。木造平屋建て68u。総事業費は5985万円。300トンの木質チップを使いこれまでの重油を10分の1の1万リットルに抑えて年間1200万円の暖房費を節約することができるとしている。
火入れ式には網走支庁や森林管理局など関係者60人ほどが出席。長屋町長は「チップボイラー導入を契機に、地球環境にやさしい町づくり、地域資源の地産地消に向けての取り組みは大きく前進する」と期待を込めた。続いて滝上町議会の村山勝利議長や網走支庁の阿波加義則産業振興部長らが祝辞を述べた。
滝上神社の黒田和俊宮司が「チップボイラーがこの先、故障することなく焔の消えることなく永久に」とボイラー室を清め、参加者全員が玉串を捧げて運行の安全を祈願した。式の後、午後からは会場を移して火入れ式に参加した神崎康一京都大学名誉教授の講演会も行われた。