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■旭川の自衛隊員十人が乗った遊漁船「はやぶさ」が十四日午前中に転覆し、二人が死亡、五人が行方不明になっているサロマ湖第一湖口付近の事故で、海保などは十六日夕方、同湖口突堤沖七百五十メートル、水深約一四・五メートルの海底に沈んでいる「はやぶさ」を発見、翌十七日朝に引き上げた。しかし行方不明者の発見には至らなかった。海保などでは引き続き不明者の捜索を続けている。 クレーン付き台船(西村組)で海底から引き上げられた「はやぶさ」は、湖内の登栄床(とえとこ)漁港に運ばれ、海保などが調査した。操舵室部分の天井には穴があき、窓ガラスは割れて脱落した状態。しかし甲板や船底などには大きな損傷は見られなかった。機関は前進状態にあったという。 ■海底の傷で発見 船は海流で移動 同船が発見されたきっかけは、魚群探知機が捕らえた海底の“引っかき傷”だった。ダイバーが潜水調査したところ、船首を東に向け、船底を下にした通常の態勢で沈んでいる同船が見つかった。 船内には多くの救命胴衣と釣り道具などが確認されたが、船内や周辺の海中では五人の行方不明者は発見されなかった。 軽量船のためか、同船は海流などで東方向に移動していたため、潜水士が目印のためにブイをつけた。 ■悪天候などで 捜索規模縮小 十四日午前の事故から四日目を迎えた十七日、捜索規模は悪天候などの影響で縮小を余儀なくされた。 巡視船艇や潜水士による捜索活動は予定通り行われているが、航空機による捜索は、釧路空港や経路上の天候不良により中止された。また地元漁船の協力も、ホタテ貝養殖作業と並行しての捜索に変更されている。「仲間」の捜索にあたっている自衛隊員は、十七日も海岸線に数十メートル間隔に並び、双眼鏡をつかうなどして海面に目を凝らしている。 写真上)海底から引き上げられた遊漁船「はやぶさ」。クレーン台船の上で海保などが調査した 写真下)船体は操舵室を中心に破損していた |
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