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デスク記事

2008/05/22

 取り返しのつかない大きな事故になる前に、車を運転する人全てが気をつけなければならないこと。当たり前のことながら「安全運転」を常に心に持つことだ。しかし、その事がなおざりになっている場面を多く見る▼幼稚園、保育所、新1年生が登園、登校を始めて1カ月半が過ぎ、そろそろ慣れて来た頃だろう。登下校時の笑顔も広がってきた。この子供達の、誰一人として交通事故に遭わないよう、祈りたい気持ちだ▼しかし子供の横スレスレに、スピードを落とさず走る車、子供が横断歩道を渡っているのに、待たず、横をスリ抜けてゆく車、携帯電話をかけながら、登下校する子供を横目で見ながら片手運転するドライバー…などなど▼過日、南が丘の市道の三叉路で、飼い主の手を離れた子犬が、角を右折してきた車にはねられ、即死した。私の目の前での出来事だった。運転していた人は「犬はまったく目に入らなかった」と言い、飼い主は、息もないグッタリした愛犬を抱いて、それでも「病院に行かなければ」と、呆然としていた▼長い冬が過ぎ、心地よい春。新緑がまぶしく、花たちも次々に輝きを増してきた。ドライブに最高の季節と言える。しかし、走っている車は常に、生命体の命を突然に奪う存在であることを忘れてはならない。そして、それを凶器に変えるのも、運転者自身なのである▼あの、走ってきた子犬が幼児だったらどうだろう。幼児の生命が危機にさらされた事だけは確かだ。それを避けるには、車の運転者は、三叉路を意識しながら予(あらかじ)め速度を落とすことしかない。子犬の命と、飼い主の心情を思うと、心がいたむ。子供達は、輝くような表情で登下校している。その笑顔を守るため、運転者は心に常に緊張感を持つべきだ。