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デスク記事

2009/04/19

 雪が姿を消し、日差しも柔らかくなってきて、行楽シーズンも間近だ。しかし最近特に言われるのが「紫外線対策」。皮膚の老化や皮膚ガン、白内障の原因になる│など言われれば、気にしないわけには行かない。しかしちょっと矛盾するところもある。私達の少年時代は「太陽さんに当たらないとビタミンDが不足する」と、良く言われた。日焼けした褐色の肌が健康の象徴とも言われた▼しかし今は紫外線の恐ろしさの方が社会に浸透してきた。シミ、ソバカスの原因ですよ≠ニ言われれば、女性ならずとも気になる。しかも紫外線は曇りの日でも、ガラス窓を通して室内にも入ってくる。「若々しい肌を保つためには、紫外線カットを」と、紫外線は悪者扱いだ▼雑誌をめくっていると、こんな記事が目にとまった。「今では、幼稚園でも、外で遊ぶときには日焼け止め化粧品をつけるのが習慣化」「女性はもちろんだが、男性もゴルフやテニスなど、外のスポーツには日焼け止めは欠かせない」▼記事はさらに続く。「男性の肌は汗をかきやすいので、汗など水分に強いUVプロテクトがお奨め」「洗顔後の清潔な肌に、薄くムラなくのばすのが基本」「外に居る時間が長くなったら、途中で塗り直すことで万全を期すよう」。「紫外線ケアはこれからが正念場」▼外出やスポーツの時に、こんなことをする自分の姿を想像することは難しい。しかし現実には、紫外線対策は不可欠なのだろう。太陽が顔を出しても曇っていても、紫外線は常に降り注いでいるらしい。言わば見えない敵から自分を守らなければならない。頭では理解できるけれど、心の底では「そんなこと気にしてられるか。青白い顔より、日焼け顔の方が…」と思ってしまう。でも、ダメなんですよねえ。