←前へ ↑一覧へ 次へ→

デスク記事

2009/12/16

 紋別市議会に提案したい。その@初心に返ることA野党性を持つことB会派を優先させないことC一般質問は原稿なしで行うことD視察先は自身が発掘し自費で行くこと▼初心−。立候補して有権者に投票を求める時、何と言って自分をアピールしたか。出発点に返り、その路線に沿って活動しているかどうか、反省すべきである。たいそうな事を言って、その荷が重過ぎることに気づくであろう▼野党性−。議会は審議機関である。市理事者と議員は牽制し合い、議案を審議しなければならない。総じて、地方議会では総与党化≠フ傾向で、紋別市も例外ではない。悪いとは言わないが、与党でも議場では野党の目を持つことが大事だ。それが希薄になると、存在価値がなくなる▼会派−。仲間≠ヘ、どうしても結束する。その結果議会に個性がなくなる。私見こそ尊重されるべきなのだ。有権者は会派ではなく個人に投票したのだから。個々の議員は是々非を貫くべきである▼一般質問−。議員も市理事者答弁も、原稿の朗読形式は如何なものか。質疑は相手の表情を見て、反応を確かめながら行うべきだ。市政に対して自らの考え方を述べるのに、原稿など必要ない。メモ程度で十分なはず▼視察先−。先進地視察は、団体で行くことは必要ない。別な方に神経が奪われるからだ。それより自分が学びたい場所に、自らの意志と費用で出かけるのは当然。それでこそ自身の意識改革ができ、市政に活かす事ができる▼議員の最大の責任とは何か。支持者はもとより、声なき声を聞き取り、自己の信念に従って厳正な取捨選択をし、議員活動に活かすことである。そして最後に求められるのは、自分がその任にふさわしいかどうか、厳しく自己採点をすることだ。