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デスク記事

2008/07/30

 「空洞化」とか「活気がない」などと言われがちだが、どっこい、本町4丁目商店街は元気いっぱいだ。港祭りの26日、若手店主が行った「歩行者天国」は、ユカタ姿の若い人や家族連れが集まり、いろいろな催しに笑顔と歓声が絶えなかった▼ここが歩行者天国になるのは十数年振りだという。若手店主らが「我々の手で祭りを盛り上げよう」と「まちおこしの会」を作って、アイディアを出し合った。若者の威勢のいいロックが流れ、水鉄砲やヨーヨなど昔懐かしい子供の遊びも行われた。「よし、その意気に乗った」と、紋別信金は宝探しに汗を流し、青年会議所は「マシュマロキャッチ」。日専連青年会の「ビンゴゲーム」、シャッターに見事なペイント画も完成し、次々に展開する各種ゲームに大人も子供達も大喜び▼この賑わいに、本町4丁目の商店主たちは「こんなに明るいマチは久しぶり。嬉しくて涙が出そう」「市のまちづくり推進室も応援してくれた。みんなで力を合わせれば、活気を呼び戻すことは出来る」と、表情を輝かせる▼今の時代、後ろを向くことは簡単だが、前を見るには勇気が必要だ。しかし、心を合わせて前に進む気力があれば、壁の向こうに新たな道が見えてくるかも知れない。忘れていた歩行者天国。実現させるエネルギーがあればこそ、壁の向こうに出ることが出来たのではないだろうか▼中心市街地の活性化は今後の大きな課題だが、壁を越える突破力は、前向きな調和と協力の中から生まれるのではないか。店の前で、弾ける笑顔を見せる幼児、それを見て微笑む母親。こんな光景こそ素晴らしいではないか。紋別のマチは、まだまだ元気。そんな潜在力を感じさせる歩行者天国だった。