デスク記事
2年前の秋の交通安全運動の時、滝上の道の駅「香りの里たきのうえ」の駐車場で、小学生が交通安全を呼びかけていた。子供達が学校の畑で収穫したジャガイモを袋に詰めて、ドライバーに配りながら、小さな手紙を手渡していた。その手紙には「ドライバーさんへ。スピードをだしすぎないよう、あんぜんうんてんをしてください。ぼくたちもとびだしをしないよう、きをつけます。1ねんせいいちどう」と書かれていた▼それ以来私は、机の前の壁にその手紙を貼って安全運転を心がけている。あの時、私にジャガイモを手渡して安全運転でネ≠ニ、テレながら言ってくれた1年生の男の子の表情を思い出す。知らず知らず速度が出ているときなど、あの子の言葉を思い出して、自制している▼これからの時期、雪が降っては溶け、夕方はアイスバーンになって滑りやすくなる。三寒四温を繰り返しながら春に近づいてゆくが、路面変化の激しい時期でもある。スリップ事故など起こりやすくなり、注意が必要な時期だ▼溶けた雪で車道に水たまりが出来、それを気にも留めず、スピードを出して通り過ぎる車。歩行者がシブキを浴びて、衣服を汚している光景があちこちで見受けられる。速度をゆるめる気配りもなく、水柱を立てて楽しんでいるような無神経さ。マナーの悪さが目立つ▼もうすぐ春。新入学の時期が近づいてきた。親にとって最も心配なのが交通事故だ。万が一にも、子供などを事故に巻き込まないよう、車を運転する際は改めて安全運転への心がけを、新たにしたいものだ。