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デスク記事

2011/04/02

 紋別市の人事異動が行われた。部・課長など126人の大移動だ。4月1日から道立紋別病院が西紋5市町村で組織する「広域紋別病院」に生まれ変わり、これによる人事も行われた。仕事の出来る&白キ職5人の退職も含めて、紋別市役所は内容的にも大きな変化を遂げた▼さらに新規採用が15人。退職者が多かったこともあり近年にない多人数の採用になった。市役所の空気も、従来とガラリと変わるだろう。東北関東大震災で、日本も大きく変わろうとしている。地方自治の在り方も「地方から国の改革を」の声が今後さらに強くなり、行政も大きく変化して行くだろう▼今回の大震災をきっかけに、日本人の緊張感はグンと強まった。子供からお年寄りまで、自己管理、他との連携、奉仕の大切さなど、元々日本人の体質となっていたDNAが表面に浮き出てきた。日本復興に向けて力強く歩き出すだろう▼人事異動で新しいポストに就いた職員、さらに新規採用で地方公務員になった職員に言いたい。「こじんまりした職員になるな」と。あなた達は「十把一絡げ」=じっぱひとからげ=の職員ではない。一人一人が地域に奉職する人材だ。間違ってもこれで定年まで大丈夫≠ネどと、小さくまとまるな▼一回限りの人生。公務員として、時には自分の考えを強く出し、上司を論破するくらいの実力を持て。それが出来ないなら、自分は公務員として失格と心得よ。地域住民のために仕事をするという、真に誇りある人生を過ごすためにも、退職金を予測するような職員だけにはなるな。