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全米女子オープン・ゴルフが3日間、日本の早朝のテレビで放映された。サッカー女子ワールドカップが連日、深夜に放映されている。このところ早起きと夜更かしが続き、寝不足になっているが、日本の女子選手の活躍をテレビの前で応援している▼全米オープンでは、一時は宮里美香、宮里藍両選手が1、2位につけ、大きな期待もあったが、最終日に伸びず5、6位に終わった。しかし若い日本の女子選手が最後まで優勝戦線に居て、結局トップ・テンに入ったことに拍手したい。2人とも大きな手応えと、悔しさと、その両方を心に、次の飛躍へ繋げるだろう▼サッカーは、まさか日本チームがここまで勝ち進むとは、多くのファンは思っていなかっただろう。しかし決勝リーグに駒を進め、前回の優勝チームドイツを、そしてパワーのスウェーデンを破って、ついに決勝をアメリカと戦うことになった。相手は世界ランク1位。今まで勝ったことのない強豪だ▼しかし選手は異口同音に「アメリカ相手に決勝を戦うのが夢だった」と意気軒昂(いきけんこう)だ。日本チームの持ち味は、巧みなパス回しと、圧倒的な運動量。相手を翻弄(ほんろう)し、疲れさせ、最後まで粘ること▼準決勝のスウェーデン戦では、体格的には大人と子供。日本選手は何回も突き飛ばされたが、常にボールを支配し、余裕すら感じさせる試合運び。3│1の圧勝だった。暗いニュースが多い今の日本だが、女子選手の活躍は日本を明るくしている。さあ、世紀の大勝負、決勝戦は18日に行われる。寝不足も大歓迎だ。