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日の出と同時に出航するホタテ船やサケ定置網漁船。水産加工場に向かう女性たち。水揚げ作業に汗する人、運搬のトラックなど、漁船のエンジン音と、作業する人達の話し声が飛び交う。こんな中に居ると、紋別が水産のマチであることを実感する▼今の時期、赤灯台と白灯台の間を太陽が昇り、出漁する漁船が太陽に向かう。そんな美しい光景に出会うことが出来る。少し早起きして海上保安部前の岸壁に立つのも日常とは異なったシーンを見る≠ニいう意味で楽しいことだ▼岸壁で釣りをしている人も多い。「一年中来てるよ。そうさ、冬も…。季節ごとに色々な魚が釣れるのが紋別港の良いところ。飽きもせず、日課のように早朝の釣りを楽しんでいる。我ながら時々あきれることもあるけど、健康作りの意味も大きいのさ」と笑顔を作る▼紋別の人は良くこう言う。「海のない所だと何となく息苦しくて…。海があると開放感と言うか、目の前が開けているから、気持ちを遠くにやることが出来る。しかもここは空気がいいから、胸がスッキリして気分が良くなる」と▼車で紋別に出張して来る人は「紋別に近づくと潮の香りがしてくるので、ここに来た実感がする」と語り、飛行機から降り立つ人も「一足飛びに空気のきれいな所に来たことが、はっきりわかる。それに、矢張り海の匂いがして、いいですねえ」と話してくれる▼海のある有り難さを、私達紋別市民は心に思いながらも、慢性化しているのも事実だ。時には早朝の散歩の足を港に向けては如何だろう。太陽が顔を出し、意外に早くスッ≠ニ昇ってゆく光景を見るのは、いつ見ても感動ものだ。早朝の港には宇宙の大きさと、豊かで美しい自然、その中に在る紋別を実感することができる。