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デスク記事

2011/10/09

 "オホーツクは日本の宝。道路、空路を整備し、未来につなごう≠ニ、「青年会議所」「オホーツクのみちと未来を考える会」が7日、紋別市民会館で開かれた「アキラさんとまこと君ふたりのオーケストラ」の会場で、来館者にパンフレットを配り、紋別の活性化を呼びかけた▼「空のみちを歩こう」のパンフレットには│空のみちは、どんなみちなんだろう。目には見えないけど、沢山の人が歩いているんだよ。未来に向けて沢山のマチと繋がるといいね│と、郷土・紋別を愛する気持ちと、他のマチと一緒に繁栄しようという願いが込められている▼「真に心豊かな未来のために…日本の宝・オホーツク」のパンフレットには、美しい自然と活力ある各種産業の写真が散りばめられ、道路と空の交通路の整備がなければ、医療、観光、産業面で、地域の生活が危機的状態になる│と記されている▼青年達の「一緒に紋別を豊かにしよう」「課題を一つ一つ解決してゆこう」と訴える姿は力強く頼もしい。みんな、これからのオホーツク地域で暮らし、地域を支えてゆく若い人たちだ。「これからの世代のために、豊かな地域を渡して行きたい」と、未来を見つめている▼危機の時、人は本当の力を見せるという。紋別地域は、すでに鉄道が消え、空の便も不安定だ。高規格道路も早急な整備が望まれている。未来に向けての不安を抱えているこの地域。確実な近未来が見えない今こそ、地域住民は課題を共有し、地域に「あかり」を灯さなければならない。その息吹が、この日の若い人の行動に表れていた。