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デスク記事

2008/09/20

 自動車免許の更新時講習を受けた。3年前に速度違反をしたので、今までのゴールドカードが今回は貰えず、講習は2時間コースだった。しかし受講しながら「時には初心に帰って、交通法規などを確かめるのは必要なことだ」と、つくづく感じた▼改正された道路交通法はもとより、従来の交通法規さえ、かなり忘れていることに気づいた。速度に合わせた車間距離の数字の必然性や、ブレーキを踏み始めた時から停止までの距離が、思いのほか長いことなど、当たり前のことを日頃は気にかけていない。そのこと自体、事故を招く要因である▼こんな質問が出された。「対向車が突然センターラインを越えて自分の車線に入ってきた。さあ、貴方ならどうする?」。私の頭の中で「クラクションを鳴らしながら、相手の動向に合わせてハンドルを切り、回避する」と、あれこれ考えを巡らせた▼指導教官の答えは「すぐ左路肩に停車すること。それしかない」だった。「右に回避すれば、相手が自分の車線に戻ってきたとき衝突してしまう。その場合、衝突の第一当事者は右に寄った車、つまり貴方なんです。事故が起きたそもそもの原因が車線に入ってきた対向車であっても、交通事故は結果責任が問われます」と言う▼ビデオによる実際の交通事故も紹介された。ちょっとした事が大事故になってしまう。いくら安全運転を心がけても、人間である以上一瞬の気のゆるみは誰にもある。そんなスキ間を縫うような事故さえ数多くあるのだ▼事故に遭わないのは、ある意味、幸運なのかも知れない。そして不運にも事故に巻き込まれるケースも多い。しかし安全運転に心がけること、それが事故の確率を小さくする最大の要素。時には教本を見て、気を引き締めたいものだ。