←前へ ↑一覧へ 次へ→

デスク記事

2012/05/17

 「後は野となれ山となれ」という言葉を時々耳にする。当面のことが済めば、あとはどうなっても…≠ニ言う意味に使われている。「旅の恥はかき捨て」も、似たような響きがある。知らない人や場所では、自分の行動は一過性のもので恥にならない│と言うような意味だろう▼13日の日曜日、たまたま札幌の円山公園を抜ける道を車で通った。失敗した≠ニ思った。渋滞がひどく、しばらくは進めなかった。球場も、動物園も人で埋まり、駐車場の看板は全て「満車」。引き返すことも出来ずひたすら車内で待った▼連休の後半は雨続き。この日は久しぶりに太陽に恵まれ、一気に行楽客で賑わったのだろう。ある建物をグルリと人の列が取り巻いていて、そこはトイレ。順番を待つ人の列だった。いつ自分の番になるか分からない程、混雑していた。広大な公園も、ジンギスカンなどを楽しむ人で埋まっていた▼東京、京都などでも、花見客の後始末の悪さ、マナー違反によるゴミの山のニュースが伝えられていた。一夜明けての円山公園も同じように、食べ残しやゴミが散乱していることが報じられていた。確かに、公園中を埋める人出なら、ゴミの山もやはり≠ニ思ってしまう▼後は野となれ山となれ│。楽しんだら、後の事は考えないで、汚しっぱなしの知らん顔。そのまま帰ってしまう無責任ぶりが、公園内のゴミの山となって現れる。でも、全く別な言葉に「立つ鳥跡を濁さず」がある。立ち去るときは、見苦しくないよう後始末をしてから│と言う意味である。鳥でもする行為を、人間に出来ないハズはない。