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デスク記事

2008/10/23

 道立紋別病院で、何年振りかの診察を受けた。診察券はすでに古いものになっていて、新しい診察券に取り替えられた。まず受付窓口の女性職員の、丁寧な言葉使い。受付を済ませると、笑顔と共に「お大事に」の言葉。とかく事務的になりがちな受付で、こんな優しい言葉をかけられた記憶は、今までにない▼各科の前の待合い席で、看護師さんが一人一人に丁寧な言葉で聞いていた。新患の場合、診察前に症状などを尋ねるが、それを質問し、筆記する看護師さんの多くは笑顔で対応していた。見ていて気持ちがいい。受付窓口も、かなり前に改装工事が行われ、受付事務の方は、患者の目線より下で会話を交わす▼私を診察する医師も、じっくり私の話を聞いてくれ、丁寧な診察をしてくれた。各種の検査をする看護師さんも決して流れ作業ではなく、笑顔と会話で患者の心を落ち着けさせようと心がけていた。勝手ながら、以前より随分変わってきたと、そう思った▼月曜日という事もあり、患者は待合のイスにあふれていた。少ない医師で、これだけの患者を診察するのは大変なことと思われる。この日、廊下の張り紙に「○○医師は、○日以降は居りません」とあった。また一人医師が去ってゆくようだ▼西紋地域のセンター病院として位置づけられる道立紋別病院。しかし、今ではその役目は充分には果たせなくなった。先細ってゆくことも充分考えられ、数年後どうなっているかも分からない▼しかし、患者の立場で同病院の門をくぐると、やはり公立病院への信頼感を強く感じた。少ない医師、多い患者。現在の医師に心から感謝したい。そして、患者サイドに立って会話をする職員。道立紋別病院を、是非存続させ、充実させたいと心からそう思った。