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紋別の港まつりに、北見市から来た1人の青年が「2日間見させてもらいましたが、率直な感想として紋別の底力≠感じました。どこのマチにもない、海のマチらしい活力にあふれるものでした」と語ってくれた▼「どんな所に底力を感じましたか」と質問すると「人口3万人以下の都市とは思えない、多くの人がマチに繰り出していました。きっと、祭りを見るため、故郷紋別に帰って来る方も多いのではないでしょうか。中心街に設置される出店も、歩けないほどの人出。北見のぼんちまつり∴ネ上ですよ」と言う▼彼が最も感動したのは花火大会。友人と一緒にガリンコ号に乗り、目の前に展開する花火を体感した。「花火は海のマチに似合いますね。ガリンコ号からの花火は紋別ならではの心に残るものでした」と言う▼しかしこの花火大会。実はピンチに立たされている。毎年少なくなる寄付金。主管する商工会議所では「昨年並みに」を合言葉に頑張っている。今年は、各種催し物の場を借りて市民個人からの寄付もお願いした。気前よく、5万円を拠出する方も居たという▼紋別の港まつりから花火大会をなくしたら、淋しいものになるだろう。企業からの寄付金が主たる資金源だが、今後は、もっと個人、団体への呼びかけも行うべきではないだろうか。また、西紋地域の広域花火大会にして、地域の連携による観光人口を増やす意義付けも考えたい。北辺地域の花火大会として、全国に名を広げる事も考えたい。続けるとしたら、更に規模の大きな大会にするよう、手段を考える時期に来ているのではないだろうか。