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デスク記事

2012/12/12

 札幌の夜の風景が、どこか違って見えた。そして気がついた。以前に比べると明らかに暗い。キラキラした照明が少なく、ビルが闇に溶け込んでいるように感じた。明らかに、節電に協力しているのだ▼北電の7パーセント以上節電の要請が10日から始まった。この冬の電力需給をクリアーするため、利用者に呼びかけたものだ。では、一般家庭で7パーセントを節電するとなると、どうすれば良いのか。各家庭によって異なるだろうが、その目安は少し難しい気がする▼そこで「我が家では、どうすれば7パーセント節約できるか」を話し合った。「あまり夜遅くまで起きていない」「テレビを見る時間を少なくする」「こまめに電源を切る」などなど、努力目標は色々出たが、もっと効果的な方法を│となった▼目をつけたのが冷凍庫。その役目がら電源は入れっ放しだが、中に収容している物は少ない。また冷凍庫のイメージは長期間の安心。冷凍していた食べものをついいつまでも使わず、そのままにして無駄にすることも多い▼そこで冷凍庫をやめることにした。少しの量しか保存しないなら、冷蔵庫についている冷凍室で充分。少量の保存だから無駄にしなくて済む。それに、冷凍庫のない分、キッチンを広く使うことが出来、気分が良い▼これで7パーセントの節約が出来るとは思わないが、節電に協力している実感はある。さらに電源をこまめに消すことも、従来に増して意識的に行うことにした。「みんなで心がけよう」を合言葉に、我が家でも、ささやかながら節電に努力することとなった。