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デスク記事

2013/04/17

 今年の冬、気が付いてみれば、殆どを夏靴で過ごした。不思議な事だ。深い雪の日以外は、何と人造皮革の、ズック靴に似た軽いこの靴を、日常使っていた。靴下を2足履けば冷たさは感じない。特に車を運転する時は、アクセル、ブレーキペダルを足の裏で感じることが出来るし、通気性が良いのでサラッとして気持ちが良い▼夏靴といっても靴の底は溝が深く、滑りにくく、この点では冬靴とあまり変わりがない。車で移動し、目的地に着くまで、あまり雪の上を歩くこともない時なら、軽快な夏靴で十分だ。メリットとデメリットを比較すると、使い方によってはメリットの方が多いことを知った▼普段に使うだけでなく、公式の場にも履いていった。ちょっと見には紳士用♀v靴と区別がつかないし、不幸にも?余程他人の足元が気になる人に見つかっても、こっちは別に違反をしている訳ではないので、斜に構えて見られても気にする必要はない▼玄関の靴入れ(以前は下駄箱と言った)を見ると、古い革靴が入っているし、物置を探せば、矢張り古い革靴が何セットかあった。まだまだ使えるのに、埃(ほこり)をかぶって冬眠状態。磨いてみると、見違えるような、以前の状態に戻ってくる▼靴に対して実に申し訳ない気がした。今使っているズック靴のような靴に比べれば、埃をかぶった靴たちは、かなり存在感がある。思い返せば、店員さんに薦められ、自分に合った靴を探し出すことが出来て嬉しかった。そんな思い出が蘇ってくる。ひと冬が過ぎ、かなりクタクタになった夏靴を見ながら、改めて全部の靴を磨いた。