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安心出来る医療体制の確立≠ヘ、紋別市の最大の課題である。市議会の「道立紋別病院に関する特別委員会」で、先に市が西紋広域連合立(事実上の市立病院)の運営を合意したことで、激しい論議が行われている。医療あってこその自治体運営。しかしこれが紋別市の財政破綻を招くかも知れない。相反する側面を持つ市立病院≠ノついて「合意」という結論が先行している▼市民代表である議員、それも、この問題を論議する特別委員会の議員が合意内容に寝耳に水≠ニいう。市立病院への移行なら、市民的な覚悟がベースになければならない。逆回転の決め方であれば、市民の意志は宙に浮く。市長をはじめ市理事者は、今回の広域連合立での病院経営について当然ながら十分な説明責任がある。根拠と、経営シミュレーションを示し、議会で四方八方からの質問を受け、説得力ある説明をしなければならない▼議会に求められるものは、この重大課題について決して安易な妥協など行わないことだ。そのために個々が勉強し、自分の意見を持ち、理事者提案に対応しなければならない。この問題に与党も野党もない。十分な論議こそ不可欠で、理事者はそれらを十分納得させる深さを持つべきだ▼特別委で「第2の夕張」を懸念する発言もあった。市理事者と議員間の、この問題での距離はまだまだ遠い。それが縮まらない限り、市立病院へのゴーサインは出せない。給料の問題だけではない医師確保をどうするか、道の支援はどこまで確保されるのか、予測される病院経営の数字≠、この自治体でどう消化出来るか▼紋別市始まって以来の最大のテーマが投げかけられた。自治体の存続をかけた課題である。市理事者、議員の徹底した論議が不可欠だが、市民もまた、最大の関心を払い、発言して行かなければならない。